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八郎潟をつくって主となる(はちろうがたをつくってぬしとなる)

詳細情報

番号 1828 種別 伝説

  大分類 中分類 小分類 番号
日本伝説名彙 岩の部・水の部・塚の部・坂 - - -
日本伝説大系 文化叙事伝説 精霊 八郎太郎 -
日本昔話名彙 - - - -
日本昔話大成 - - - -
日本昔話通観 - - - -
世間話 - - - -
AT分類 -

執筆者名 - 編者名 -
書名・誌名 辰子姫と八郎太郎 伝説の田沢湖
書名(全集名等) - 巻・号 -
発行所 東奥文化会
発行年月日 昭和40年1月15日 発行年(西暦) 1965年
所蔵先 秋田県立図書館
開始頁 17 終了頁 20
文体 通行体
冒頭文 ある星のかずをかぞえる暗い夜のことである。
結末文 一度は荒らくれた八郎太郎の心も静まり返ったので人々も、このあたりにだんだん住みつくようになった。

あらすじ 八郎太郎は何年ぶりかで旅人に姿を化えて、男鹿の浜へ立っていた。遠い昔の、十和田の奥で別れた三治や喜藤のことを思い出していた。昔を思い出しているうちに、生き生きしたものが胸一杯に広がった。「そうだ、おれは今は竜なのだ。住家の湖を作らねばなあ」八郎太郎は黒雲を呼んで仕事にかかった。「おれの新しい棲み家だ。」喜びの叫びをあげて跳ね回ると、押し寄せる波の向こうから、かすかに人間の悲鳴が聞こえてきた。濁流の渦に巻かれて一人の老人が老婆を助けようとして、あっという間に舟もろとも波に呑まれてしまった。八郎太郎はその濁流を広い胸で受け止めた。荒れに荒れた八郎太郎の心にも年老いた人に対する労りの心はまだ残っていた。こうして八郎太郎の新しい棲家は漫々と水を湛えた八郎潟となった。
追記 -
その他 -

地域(原文に書かれている地域名) -
地域(現地名) 八郎潟町
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

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