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八郎とたつ子(はちろうとたつこ)
詳細情報
番号 | 1868 | 種別 | 伝説 |
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大分類 | 中分類 | 小分類 | 番号 | |
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日本伝説名彙 | 水の部 | - | - | - |
日本伝説大系 | 文化叙事伝説 | 精霊 | 八郎太郎 | - |
日本昔話名彙 | - | - | - | - |
日本昔話大成 | - | - | - | - |
日本昔話通観 | - | - | - | - |
世間話 | - | - | - | - |
AT分類 | - |
執筆者名 | 黒沢せいこ | 編者名 | はたはた編集部 |
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書名・誌名 | 横手盆地のむかしっこ | ||
書名(全集名等) | - | 巻・号 | - |
発行所 | はたはた編集部 | ||
発行年月日 | 平成14年4月20日 | 発行年(西暦) | 2002年4月20日 |
所蔵先 | 秋田県立図書館 | ||
開始頁 | 174 | 終了頁 | 176 |
文体 | 方言 | ||
冒頭文 | むがーし、昔のごどだ。 | ||
結末文 | とっぴんぱらりのぷう。 |
あらすじ | 八郎潟の事を聞いたたつ子は冬の間でも田沢湖に来たらどうか、とカモに相談した。それを聞いた八郎は喜び、冬田沢湖に行くことにした。次の年から冬の間、八郎は田沢湖で過ごし、花の咲く春になると八郎潟に帰っていった。また冬に来る約束をし、たつ子はさざ波を立て琴の音を八郎に聞かせた。八郎潟を「琴の海」と呼ぶのはこの時、たつ子が奏でた音を八郎が持ち帰り、潟の波をさわさわと立たせるからだ、と言う。そんな八郎とたつ子に横恋慕した十和田湖の主、南祖坊が八郎と長い戦いを始めた。怒った南祖坊は小折戸沢の千蔵松にかくれ八郎を待ち伏せた。田沢湖の上で大乱闘が始まったが、八郎が八方からキノスリマスを投げると、その魚が火になり、火傷を負った南祖坊は十和田湖に逃げていった。八郎とたつ子はそれからも愛を深め、冬の間主が居ないので八郎潟は浅くなり、逆に田沢湖は深くなった。湖畔の農民は、水底からリュウノヒゲモを採り、田の肥料にすることを許された。荒れた八郎の心もたつ子の元に通う内収まり、今でも八郎潟‐仁井田‐上淀川‐神宮寺‐中川‐西明寺‐田沢湖を人に姿を変え通っている。 |
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追記 | - |
その他 | - |
地域(原文に書かれている地域名) | - |
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地域(現地名) | 仙北市 |
史跡等 | - |
音声データ | - | 音声収録年月日 | - | 音声収録年(西暦) | - |
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話者名 | - | 話者情報 | - |
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