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八郎太郎(はちろうたろう)

詳細情報

番号 1882 種別 伝説

  大分類 中分類 小分類 番号
日本伝説名彙 水の部 - - -
日本伝説大系 文化叙事伝説 精霊 八郎太郎 -
日本昔話名彙 - - - -
日本昔話大成 - - - -
日本昔話通観 - - - -
世間話 - - - -
AT分類 -

執筆者名 高橋はじめ 編者名 -
書名・誌名 雪ふる里の昔語り「むがしこあったぞん」
書名(全集名等) - 巻・号 -
発行所 秋田むがしこ塾
発行年月日 - 発行年(西暦) 2003年
所蔵先 秋田県立図書館
開始頁 82 終了頁 84
文体 方言
冒頭文 昔、鹿角の里に八郎太郎と言う若者がいた。
結末文 田沢湖で辰子と一年中暮らしているのだろうか。

あらすじ 昔、鹿角に八郎太郎という若者がいた。ある時仲間と山に出掛けた。八郎が炊事当番の時、水汲みに行った沢で大きな岩魚を3匹捕まえ、余りに美味そうなので3匹全部食べてしまった。すると猛烈に喉が渇き、水を飲んだ。数時間後、喉の渇きが落ち着いたと顔を上げると巨大な蛇にその身が変わっていた。八郎は仲間に蛇になったことを告げると、十和田湖を作りそこに住みついた。
 数百年後、熊野の修験者南祖坊が十和田湖を住処にしようと八郎に挑んだ。御倉半島を血で染める争いが7日7晩続いたが、八郎は敗れ十和田湖を追われた。水を求め北上川まで行ったが、多くの人や犬に追われ、鹿角を湖にと思ったが地元の神々に追われてしまった。米代川を下る途中、きみまち坂付近にも住みついてみたが、神様の策略で寝ている間に海岸まで流されてしまった。
 八郎は男鹿島と海岸の間に八郎潟を作ったが、八郎潟は浅く冬には一面氷が張った。ただし渡り鳥が色々な話を聞かせてくれ、冬も氷らない田沢湖の辰子の話も聞いた。ある秋、八郎は田沢湖に向かった。渡り鳥から八郎の事を聞いていた辰子は八郎を喜んで迎えた。この時から、八郎太郎は冬田沢湖で暮らし、春に八郎潟に帰った。八郎は旧暦の11月9日の夜に田沢湖に来る。湖に入る水音を聞くと命が無いと言われ、人々は一晩中酒を飲み歌い騒いだ。
 ある宿屋で、旧11月必ず止まる、客がおり寝姿を見ないでくれと頼まれていたが老婆が隙間から覗くと大蛇が寝ていて大騒ぎをした。翌年の大洪水で宿もろとも老婆も流された。旅人は八郎太郎だった。
 八郎と辰子の愛で田沢湖は年々深くなり、冬主がいない八郎潟は年々浅くなり、今は干拓されてしまった。
追記 -
その他 -

地域(原文に書かれている地域名) -
地域(現地名) 八郎潟町
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

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