文字サイズ 縮小 標準 拡大
 

地図

類似

八郎潟物語(はちろうがたものがたり)

詳細情報

番号 6288 種別 伝説

  大分類 中分類 小分類 番号
日本伝説名彙 水の部 - - -
日本伝説大系 文化叙事伝説 精霊 八郎太郎 -
日本昔話名彙 - - - -
日本昔話大成 - - - -
日本昔話通観 - - - -
世間話 - - - -
AT分類 -

執筆者名 - 編者名 -
書名・誌名 琴丘の民話
書名(全集名等) - 巻・号 -
発行所 琴丘町教育委員会
発行年月日 昭和49年12月3日 発行年(西暦) 1974年
所蔵先 秋田県立図書館
開始頁 1 終了頁 19
文体 通行体
冒頭文 むかし、むかし、今の鹿角市草木字保田に、八郎太郎という若者がいました。
結末文 波瀾万丈の運命をたどった八郎太郎も、…この潟を八郎潟と呼ぶようになりました。

あらすじ 八郎太郎という若者がいた。ある日、仲のよい二人の若者と三人で、仕事のため山へ行った。八郎太郎が炊事のため、水をくもうと谷川の岸を見ると、イワナがいて、それを三匹捕まえておかずにしようと焼き始めた。うまそうな匂いがしたので、つい一匹食べてしまったが、あまりの美味さに残りも全て食べてしまった。ところが急に喉が渇き谷へ下って四つん這いになり流れに口をつけて、夕方まで飲み続けると、大蛇になってしまっていた。「こんな姿になり、もう家には帰れない、親たちに伝えてくれ」と二人の若者に頼み、八郎太郎はそこに十和田湖をつくり、そこの主となった。そこへ、南其の坊という修験僧が来て、「この湖こそわが永住の地」と、いい、八郎太郎と死闘した結果、八郎太郎は敗れ、南部へ逃げていった。鹿角へ戻った八郎太郎は、そこでまた湖を作ろうとしたが失敗。ひどくいらだっていたので、米代川をせき止めて、比内は一大湖水となり第二の安住の地となった。しかし、おさまらないのは八座の神様たちだった。ある日、七座の天神様が「この湖は、お前には狭そうに見える。男鹿半島の方に、広々としたところがあった。」といい、八郎の心は大いに動いた。米代川を下った八郎太郎は、今の山本郡琴丘町天瀬川付近にやってきて、安住の地、八郎潟を作った。しかし、冬になると一面に氷が張るので、凍らないところを探し、一ノ目潟を見つけた。そこで困ったのが一ノ目潟に住む潟神だった。潟神が武内弥五郎真康という弓の名主に、「八郎太郎を追い出して下さい」と頼み、それを承知した。狙いを定め、射こむと八郎太郎の右目を貫いた。八郎は「真康、この恨みは子孫七代にまで及ぶぞ、必ず半眼になると思え」と、刺さった矢を真康に投げ返し、左眼に当たった。八郎太郎は傷も治り、楽しく暮らしてる頃、田沢湖の辰子はカモの群れから八郎太郎のことを聞き慕わしく思った。そのことをカモから聞いた八郎は、田沢湖へ向かった。八郎太郎が辰子と仲がよいことを知った南祖坊は、無限の恨みをもって両雄の戦いがまた始まった。辰子がキノシリマスを投げて助太刀したところ、南祖坊は全身にやけどをおい、十和田湖へ逃げ帰った。こうして八郎太郎も八郎潟の永久の主になり、この物語にちなんでこの潟を八郎潟というようになった。
追記 -
その他 -

地域(原文に書かれている地域名) -
地域(現地名) 八郎潟町
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

PDF -