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三梨掘の由来(みつなしぼりのゆらい)

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番号 2139 種別 伝説

  大分類 中分類 小分類 番号
日本伝説名彙 水の部 湯・池・川・渡 - -
日本伝説大系 自然説明伝説 - -
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世間話 - - - -
AT分類 -

執筆者名 佐藤公二郎 編者名 稲川町公民館
書名・誌名 いろりばた
書名(全集名等) - 巻・号 4
発行所 稲川町生涯学習本部
発行年月日 平成3年3月 発行年(西暦) 1991年
所蔵先 秋田県立図書館
開始頁 36 終了頁 37
文体 通行体
冒頭文 昔々のこと、今の下掘あたりが土地がまだ開墾されていない時代に「掘」をつくり開田に水を引いたと言い伝えられている。
結末文 古老の口碑として語りつがれて来た「掘の名」の由来である。

あらすじ  昔、三梨下堀の「堀」は年月と共に何時しか沼に変わり、蛇の主が住み着くようになった。この主に山城の国(京都府)の「日不見沼」から嫁が来たと噂があった。この蛇の嫁が美しい女の姿になって、村人の前に現れ、「この書状を京の日不見沼の届けてほしい」と願った。願いを聞き日不見沼に赴き、沼の主を呼ぶと、主の蛇が白髪の婆になって現れ、書状を受け取った。確かに自分の娘のものであると確認し、村人を大変もてなし感謝したという。
追記 話者は佐藤公二郎。稲川町稲庭字鍛治屋敷           大正二年生まれ。1971年収録。今下掘の後藤京子先生の屋敷の東南に掘りのあとといっている池がある。その名残ではなかろうかといわれている。
その他 -

地域(原文に書かれている地域名) -
地域(現地名) 湯沢市
史跡等

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

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