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稲庭の木立雨(いなにわのこだちさめ)

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番号 5833 種別 伝説

  大分類 中分類 小分類 番号
日本伝説名彙 水の部 - - -
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AT分類 -

執筆者名 長山幹丸 編者名 -
書名・誌名 秋田の伝説
書名(全集名等) - 巻・号 -
発行所 秋田県仙郡北協和村上淀川  蓮西寺
発行年月日 昭和40年2月25日 発行年(西暦) 1965年
所蔵先 秋田県立図書館
開始頁 29 終了頁 30
文体 通行体
冒頭文 昔、稲庭城主小野寺上野守道俊公のところに、…殿様の願もきっと叶(かな)えてやるからと涙ながらにたのむのであった。
結末文 帯木沼には青色の大きい蟇(がま)が住んでいたという。

あらすじ 稲庭城主小野寺上野守道俊公の許を、青白い男が訪れ、帯木沼の水を妨げ襲う邪魔者を討ってほしいと頼んだ。沼の上で青い火と赤い火が争い、道俊公が赤い火を目がけ強弓を射ると、火は消えた。翌晩、男は礼を言い、道俊公が田地を潤してくれと頼むと、朝月山に向かって弓を引く音をたてるように約束して消えた。ある年、大干魃になり、道俊公が弓のつる音を出し祈願すると雨が降った。これを「稲庭の木立雨」とか「わたくし雨」といっている。享和三年(1803)の旱魃にこの行事を行うと、雨が降り田地を潤したという。帯木沼には青色の大きい蟇が住んでいたという。
追記 -
その他 -

地域(原文に書かれている地域名) 稲庭
地域(現地名) 湯沢市
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

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