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奈曽の白滝(なそのしらたき)

詳細情報

番号 5836 種別 伝説

  大分類 中分類 小分類 番号
日本伝説名彙 水の部 堰・淵・滝・水穴 - -
日本伝説大系 自然説明伝説 - -
日本昔話名彙 - - - -
日本昔話大成 - - - -
日本昔話通観 - - - -
世間話 - - - -
AT分類 -

執筆者名 長山幹丸 編者名 -
書名・誌名 秋田の伝説
書名(全集名等) - 巻・号 -
発行所 秋田県仙郡北協和村上淀川  蓮西寺
発行年月日 昭和40年2月25日 発行年(西暦) 1965年
所蔵先 秋田県立図書館
開始頁 32 終了頁 33
文体 通行体
冒頭文 由利郡象潟町上郷にある滝で、四季ともにすぐれた景勝地で観光客が多い。
結末文 伝説ではなく昔話的な筋であり、しかも有名なシンデレラ的な話であるが、いつかの時代に創作されたものかも知れぬ。

あらすじ 由利郡象潟町上郷の滝子は先妻の娘で、継母は滝子を嫌い、つれ子の月子は義理の姉をかばった。滝子は底のない袋をもたせられ、泣いていると、老人が如意の袋をくれた。願う品を三度繰り返していうと出てくる袋で、栗を願って家に帰った。翌日はきのこと小屋いっぱいの薪を出した。継母が滝子の後をつけると、落葉を出したので、如意の袋を取り上げ、下駄を出し、米倉を願うと、小人の盲人、コメクラたちが継母を小さい針で刺した。滝と叫んだ継母は、水勢で流され、滝子と月子は悲しみのあまり、滝壺の岩と化した。これが奈曽の白滝で、大滝は如意袋から、小滝は二人の娘の流した涙からできたという。
追記 -
その他 -

地域(原文に書かれている地域名) 由利郡象潟町上郷
地域(現地名) にかほ市
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

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