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鳴る楢の木(なるならのき)

詳細情報

番号 5853 種別 伝説

  大分類 中分類 小分類 番号
日本伝説名彙 木の部 - -
日本伝説大系 自然説明伝説 - -
日本昔話名彙 - - - -
日本昔話大成 - - - -
日本昔話通観 - - - -
世間話 - - - -
AT分類 -

執筆者名 長山幹丸 編者名 -
書名・誌名 秋田の伝説
書名(全集名等) - 巻・号 -
発行所 秋田県仙郡北協和村上淀川  蓮西寺
発行年月日 昭和40年2月25日 発行年(西暦) 1965年
所蔵先 秋田県立図書館
開始頁 47 終了頁 48
文体 通行体
冒頭文 昔、土川野中の不動堂の境内に、大きな清水があって、そのそばに大きな大きな楢の木があった。
結末文 かくして時去り星移り、今はその清水だけは明澄千古の影を写しているが、大楢の木の姿の見えぬのが残念である。

あらすじ 昔、土川野中の不動堂の境内に清水があり、そばに何百年経ったかわからない楢の巨木があり、幹の空洞も深そうだが、社の大木立の暗さのために奥底は見えなかった。木の下が生内集落への通路になっているが、夜楢の木が不思議な音を発して鳴ると言われ、誰も通らなかった。一人の旅僧が肝煎りの家に泊まったとき、村人がこの話をすると、短冊に和歌を書き、夜中に楢の木につるすと鳴らなくなるだろうといった。「神代よりあた(害)にもならぬ楢の木を、なる木などとは誰かいうらん」と書かれた短冊をつるすと楢の木は鳴らなくなったという。
追記 -
その他 -

地域(原文に書かれている地域名) 西仙北町土川
地域(現地名) 大仙市
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

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