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巫女石と山伏石(みこいしとやまぶしいし)

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番号 5882 種別 伝説

  大分類 中分類 小分類 番号
日本伝説名彙 岩の部・水の部・塚の部・坂 石・岩 - -
日本伝説大系 自然説明伝説 - -
日本昔話名彙 - - - -
日本昔話大成 - - - -
日本昔話通観 - - - -
世間話 - - - -
AT分類 -

執筆者名 長山幹丸 編者名 -
書名・誌名 秋田の伝説
書名(全集名等) - 巻・号 -
発行所 秋田県仙郡北協和村上淀川  蓮西寺
発行年月日 昭和40年2月25日 発行年(西暦) 1965年
所蔵先 秋田県立図書館
開始頁 64 終了頁 65
文体 通行体
冒頭文 神代発電所を過ぎ抱返神社の東に出ると、紅葉で名高い玉川が流れているが、この河中に二個の奇岩が立ち、数株の青松が緑をたたえている。
結末文 今も碧き水をたたえて流れる玉川の渓流にこの二石は立って、訪れる人々に神の御力の不思議さを物語っている。

あらすじ 神代発電所を過ぎ、抱返神社の東に流れる玉川の河中に二個の奇岩が立っている。大同の昔、山伏が巫女を連れ、白岩嶽の薬師に参詣にきた。河中に入ると大津波が起こり、山伏は巫女を抱き上げ難を逃れ、巫女を岸に残して泳いで向こう岸についた。巫女も河中に身を入れたが、水勢に流された時、神霊が現れ巫女を救った。巫女は崇敬のあまり、大岩と化した。山伏が巫女の名を呼ぶと岩が答え、この一件を語った。山伏は、明神様を礼拝しなかったのは残念と自分も大石に化してしまった。玉川の二石は、今も神の御力の不思議さを物語っている。
追記 -
その他 -

地域(原文に書かれている地域名) 田沢湖町神代
地域(現地名) 仙北市
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

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