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山男と米ケ森(やまおとことよねがもり)

詳細情報

番号 5913 種別 伝説

  大分類 中分類 小分類 番号
日本伝説名彙 坂・峠・山の部 坂・峠・山(岳・岡) - -
日本伝説大系 文化叙事伝説 精霊 - -
日本昔話名彙 - - - -
日本昔話大成 - - - -
日本昔話通観 - - - -
世間話 - - - -
AT分類 -

執筆者名 長山幹丸 編者名 -
書名・誌名 秋田の伝説
書名(全集名等) - 巻・号 -
発行所 秋田県仙郡北協和村上淀川  蓮西寺
発行年月日 昭和40年2月25日 発行年(西暦) 1965年
所蔵先 秋田県立図書館
開始頁 78 終了頁 79
文体 通行体
冒頭文 昔、協和村荒川の中央に聳えている山に、一人の山男が住んでいた。
結末文 山男は太平山(一一七〇・六米)へ帰ったのだといわれている。

あらすじ 昔協和村荒川の中央に聳えている山に、山男が住んでいた。体は大きいが一人前の力がなく、修業を続けていたが、力がついてこなかった。巨石の中に入っている石餅はを食べなければならないが、石を割る力がなかった。村に米ケ森といわれる天下無敵の相撲とりがおり、山男は米ケ森を利用しようと力くらべを申し込み、村人は勝負を見るため、麓に集まった。山男はそばの大石をさして石を投げつけて割った方を勝ちとしよう、負けたらこの山をあげよう、お前が負けたら、ひざまずいて三度お礼せよと言うと、米ケ森は大石を差し上げ、そばの大石をめがけて投げつけた。大石は二つに割れ、山男は中の石餅を食べると山男の掟や石餅について語り、あざむいたことを許してくれとあやまった。米ケ森が許したので、山男はお礼をいって山奥へと消え去った。山は米ケ森に譲られ、村人達は米ケ森と呼ぶようになり、山男は太平山に帰ったといわれている。
追記 -
その他 -

地域(原文に書かれている地域名) 協和村荒川
地域(現地名) 大仙市
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

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