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八幡平(はちまんたい)

詳細情報

番号 6007 種別 伝説

  大分類 中分類 小分類 番号
日本伝説名彙 - - - -
日本伝説大系 文化叙事伝説 英雄 坂上田村麻呂 -
日本昔話名彙 - - - -
日本昔話大成 - - - -
日本昔話通観 - - - -
世間話 - - - -
AT分類 -

執筆者名 長山幹丸 編者名 -
書名・誌名 秋田の伝説
書名(全集名等) - 巻・号 -
発行所 秋田県仙郡北協和村上淀川  蓮西寺
発行年月日 昭和40年2月25日 発行年(西暦) 1965年
所蔵先 秋田県立図書館
開始頁 158 終了頁 158
文体 通行体
冒頭文 延歴年間(七二八~八〇五)の頃、岩手山中に大猛丸という賊が一統をひきいてこもっていた。
結末文 阿部貞一氏(湯瀬温泉、姫ノ湯ホテルの先代)の発見によるものという。

あらすじ 延暦年間の頃、岩手山中に大王丸という賊が一統をひきいてこもり、時々山を下っては、町々を荒らし回っていた。延暦十六年坂上田村麻呂は勅命を奉じて東夷征討の軍をひきい、東北の地に下って連戦した。将軍は部下の霞の源太忠義、忠春に岩手山中の賊軍をさぐることを命じ、八幡平の密林をぬけ、敵地を遠望できる山頂に出た。これが源太森である。偵察隊の報告を受け将軍は賊徒を攻め、賊軍は現在の花輪町辺に逃げ、征討軍は八幡平に入った。将軍は八幡大神宮に祈って追撃し、焼山付近で大攻防戦を展開し鬼ガ城で討ち取った。将軍は自軍を再度山上に集め、神に戦勝を謝し、この山を八幡平と命名したという。延暦二十三年とか。一説に畚岳の麓にある藤七温泉も、将軍の発見とされているが、本当は昭和の始め、当時の宮川村碇発電所に勤務していた阿部貞一氏の発見によるものという。
追記 -
その他 -

地域(原文に書かれている地域名) 鹿角郡八幡平村
地域(現地名) 鹿角市
史跡等 -

音声データ - 音声収録年月日 - 音声収録年(西暦) -
話者名 - 話者情報 -

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